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災害に備えるということ

2024年1月15日

2024年、元旦に起きた能登半島地震。まずは犠牲となられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。また、被災された方の救助、復興にご尽力されている方々に深く敬意を表します。
震災当日からテレビに映った、軒並み倒れた古い町並み。倒れた家の下に閉じ込められている人がいると思うと、何もできないことが歯がゆい思いでした。

 

災害に備えるということ

 

昔の日本家屋は開口が大きく、また横方向の揺れを支える筋交いがありません。垂直に立った柱の上に重い瓦屋根を載せているので、地震に強いとは言えない構造でした。
2020年ごろから約3年続いてきた群発地震で家屋にはダメージが蓄積しており、新耐震基準(震度6、7程度の地震でも家屋が倒壊しない)適用後の家屋でも半数近くが半壊、または全壊した可能性が指摘されています。
震度5、6の前震から震度7の本震、さらにその後も何百と続く余震。2016年の熊本地震同様、繰り返し来る余震への備えと備蓄がいかに大切かを痛感しました。

 

 

広島も例外なく災害の起こる地域

地震だけでなく、台風や豪雨による被害も想定する必要があります。
広島は瀬戸内海に面した温暖な気候で、台風被害も少なく、ともすると油断しがちですが、2001年3月の芸予地震、2014年8月の広島土砂災害、2018年7月の呉市土砂災害が記憶に新しいところです。

 

建物を支える基礎の重要性

 

広島市内の平野部は川が多くとても豊かな景観を持った土地ですが、その分デルタ地帯になっており、地盤としては軟弱です。内陸部でも真砂土が堆積しており強固とは言い難い場所も多々。
基礎を水平に支えることができなければ上部の建物に被害が出てしまうため、沈下を防ぐために地盤改良が必要になる場合も多いです。また、地盤が低い場所はあらかじめ基礎を上げるか、敷地自体を高くしておくことで浸水を防ぐことができます。

 

建物の倒壊を防ぐ構造

天井や壁、床には横揺れに耐えるための金物や筋交い、構造用合板等、それぞれの構造に合わせた補強材を入れますが、地震は一度で収まってくれるわけではありません。繰り返し来る余震には、地震の力を吸収し建物本体への被害を最小限に抑える制震ダンパーが効果を発揮。家を倒壊させないことで、家族の安全と財産を守ることができます。

家の強さは、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」の耐震等級(等級1~3)で表されますが、最高評価の耐震等級3は避難所などの防災拠点並みの強さとなります。

 

 

家族を守る性能

一度災害が起きると、地域の避難所には被害を受けた多くの人が身を寄せることになります。
一日二日程度ならまだしも、1週間ともなると、慣れない場所、環境での生活に心身ともに疲労が溜まってしまいます。自宅に被害が少なければ、基本的には避難所を利用することなく過ごすことができます。
ここで重要なのは、倒れないことに加えて十分な断熱性能を備えていること。夏であれ冬であれ、冷暖房器具が使用できない状態では、外気からの熱の出入りを極力減らし室内を快適に保つことが、健康を損なわないために非常に重要と言えるからです。

 

非常時の暮らしを助ける設備

太陽光や蓄電池は昨今取り入れる方が多くなっている設備です。地域が停電のときでも、冷蔵庫や電子レンジ、テレビなどの生活家電を使うことができ、電気自動車であればガソリン不足を心配をする必要がありません。
さらに電気自動車を大容量の蓄電池としても活用できるV2Hシステムを備えておけば、不安やストレスを大幅に軽減することにつながるでしょう。

 

 

おなかを満たし、衛生状態を保つ

あとは、十分な備蓄をしておくこと。ライフラインが止まってしまえば水、食料を確保し、衛生状態を保つことが難しくなります。家自体が避難所として機能する強度なら、食料や簡易トイレなどの備蓄をしっかりしておくことができます。

普段から少し多めに常温で保存できる食材を買っておき、食べたら買い足すという、日常生活に食料備蓄を取り込むローリングストックという方法も推奨されています。備蓄品の鮮度を保ち、いざという時にも日常に近い食事をとることは、心を満たし、健康を維持することにも役立ちます。

 

家を建てることを検討している場合には、建築時のコストだけでなく、その先の家族の未来のことについても考えてみてください。ただ日々住まうだけでなく、家族を守るための家であることをぜひ忘れないでください。

非常時の後にも安心して住み続けられること。
暮らす人の笑顔と健康、財産を守るということ。
それが、家を造る私たちの使命だと思っています。

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