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西日によるトラブル、どうやったら避けられる?

2024年6月17日

 

住まいを考えるとき、大きな窓の開放感や明るさはとても魅力的です。
しかし、異常気象による夏の異常な暑さが際立つ近年。
西日の眩しさや熱は、かなり厳しいものになっています。住まいに開放感と明るさは確保しつつも、西日によるトラブルを防ぐにはどうしたらよいのか、家づくりの前後で対応可能なポイントをまとめてみました。

目次

1.西日によるトラブルってどんなもの?
2.家を建てるとき、注意したいポイントは?
(1)間取り配置を考える
(2)窓のサイズや位置、仕様を考える
(3)ルーバーや庇、オーニングなどを採用する
(4)植栽など、外構の工夫を考える
3.家を建てた後でもできる西日対策
(1)室内のカーテンや屋外のすだれなどで調節する
(2)ガラスに遮光フィルムなどを貼る
4.夏の暑さ対策は家づくりのタイミングから

 

西日によるトラブルってどんなもの?

西日によって引き起こされる問題としては、暑さや眩しさ、さらには家具や床などの日焼けや劣化が挙げられます。
西日の強い日差しで室温が上がれば、空調の工夫をしないと、熱中症などのリスクにつながります。また、室温を下げようと温度設定を低くするケースが多いため、光熱費が上がってしまうことにも。
さらに強い日差しは室内の床や家具の日焼けにもつながります。傷みやすいレースのカーテンや、熱に弱い素材の家具なども、ほかの部屋に比べると劣化が進みやすくなるでしょう。対策をしなければ、皮膚トラブルにもつながるかもしれません。
西日トラブルへの対応は、家づくりでも考えておきたいポイントのひとつです。

 

家を建てるとき、注意したいポイントは?

(1)間取り配置を考える

西向きの家ならすべてに対策をとるのは難しいかもしれませんが、そうでないなら、西日の当たる側には大きな窓が必要のない、浴室やトイレ、収納部屋や階段スペースなどを配置するという手もあります。夜にしか使わない寝室などなら、西向きでもあまり気にならないかもしれません。自分たちの暮らしをイメージしながら、西日の影響の少ない間取りを考えたいですね。

(2)窓のサイズや位置、仕様を考える

西側に当たる窓なら、サイズを小さくできないか検討してみるのもよいでしょう。大きな窓が必要ないなら、横長の高窓や地窓を採用して、風通しは確保しながら日差しの調整もできそうです。また、内窓や二重窓、断熱性能の高いガラスを採用するなどして、西日の影響を減らすこともできます。

(3)ルーバーや庇、オーニングなどを採用する

家づくりのタイミングなら、外観の設計時に、日差しの緩和とデザイン性を両立できるルーバーを採用する手もあります。適度に光は取り込みつつ、全開の日差しは緩和することが出来るでしょう。また、庇を大きくして、室内に差し込む光の範囲を調整することもできそうです。また開閉可能なオーニングなどを設置して、必要な時だけ対策するのもよいかもしれません。西日が心配な場合は、設計担当者に相談してみましょう。

 

(4)植栽など、外構の工夫を考える

外構計画時に西日を考えた植物を選定するのも1つの手です。
夏の暑い時期に葉を広げて日差しを遮り、冬になると落葉して室内に光を届けてくれる。そんな風に植栽計画をしっかりできれば、西日の対策にもなりそうです。

 

家を建てた後でもできる西日対策

(1)室内のカーテンや屋外のすだれなどで調節する

建てた後の対策なら、遮光や遮熱の機能のあるカーテンやブラインド、ロールスクリーンなどを取り入れるのが近道です機能を選んでUV対策もできる商品もおすすめです。
また、室内だけでなく、屋外でもすだれやシェードなどを設置するのもよいでしょう。

 

(2)ガラスに遮光フィルムなどを貼る

自分たちでも気軽に対応できるもののひとつが遮光や遮熱の機能のあるフィルムです。ホームセンターなどで売られているので、サイズを見て購入し、自分で張るだけ。最近では様々なデザインフィルムなども登場しているので、好みで選んでみてもいいかもしれません。ガラスの飛散防止にもつながるので、台風対策の一環としてもよさそうですね。

 

夏の暑さ対策は家づくりのタイミングから

 

家を建ててからでも上記のように西日対策はできますが、やはり家を建てるタイミングなら併せて対策を考えておきたいものです。それぞれのシーズンごとに住まいの快適さを保つための工夫についても、家づくりの際に一緒に考えていけたらいいですね。

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