懐かしさとモダンが調和した子育て世代の平屋
ご夫婦ともに自然豊かな地域でのびのびと育ち、郊外でゆったりと暮らせる家を持ちたいと考えていたFさま。
奥さまのご実家の田んぼを宅地に転用する計画を進め、トータテハウジングにご依頼くださいました。
こだわったのは“平屋”の家にすること。
身近に暮らしていたご祖父母が高齢になって2階にほとんど上がらなくなる様子を目にしていたことから、1階の間取りにしっかりとこだわって、長く暮らせる平屋を建てることに決めました。

DATA
構造 | 枠組壁工法 |
---|---|
間取り | 3LDK+SIC+WIC |
敷地面積 | 409.00㎡ |
延床面積 | 107.61㎡ |

外観
モノトーンの屋根と壁でモダンなテイストにまとめつつ、
軒天に木目を採用するなど、周囲の田園風景に馴染む和のテイストを感じさせるデザインに。
庭側は深く軒を取り、縁側のようなウッドデッキを設置。

玄関
ベビーカーでも入りやすい引き戸のドアを開けると、
空間を広く演出する大きな鏡が印象的なエントランスホール。
右手には土間続きのシューズクローゼット。
正面壁の飾り棚ニッチにはエコカラットをアクセントに採用。

LDK
玄関ホールの先に広がるのは、20帖超の開放的なLDK。
回遊できるアイランドキッチンを中心に
リビング、ダイニング、洗面・浴室、居室をレイアウトして、
家族が自然に集まる平屋の良さを活かしたLDKを実現。

カップボード
食器棚、家電カウンター、パントリーを兼ねた
大型壁面収納をキッチンの背面に設置。
扉は大きく開く3枚引き戸で、調理時はオープンに、
閉じればガラスの透過性と鏡面効果で圧迫感なくすっきり。

リビング
家族みんながゆったりとくつろげる明るいリビング。
壁付けテレビの配線は壁裏を通して
隣接するタタミコーナー収納内のデッキに接続。
ソファの頭上は音が降り注ぐスピーカー付きのダウンライト。

タタミコーナー
大きな掃き出し窓の向こうに広がる田園風景を眺めながら
くつろげるタタミコーナーをリビングの一角に。
床とウッドデッキ、下がり天井と軒天のラインを揃えて、
外まで空間が続くような演出効果を生み出します。

寝室
やんちゃなお子様も一緒に眠る寝室には、
ダブルの布団を2組敷き詰められる和室を選択。
布団が出し入れしやすい押入れは、ロールスクリーンでさっと目隠し。
プロジェクターライトでシアタールームとしても楽しめます。

洗面室・脱衣室
カスタムオーダーしたホテルライクな洗面カウンターに
デザインタイルを組み合わせて洗練された空間に。
ご主人こだわりの脱衣室には、織物床タイル“ボロン”を敷き、
懸垂トレーニングができる強度のバーを設置。

ウッドデッキ
軒を深く取ったウッドデッキは暮らしにゆとりを生む場所。
縁側のようにステップに腰掛けてお月見をしたり、
庭でバーベキューを楽しんだりする時にも大活躍。
軒天の一部はハンモック設置用に補強を加えています。

収納
家族の持ち物をまとめてしまえる収納も充実。
玄関には土間続きのシューズインインクローゼットを、
玄関と寝室をつなぐ動線には
ウォークスルータイプのファミリークローゼットを設置。

家を考え始めた時期は早かったのですが、市街化調整区域だったため宅地に変える申請をしてから許可が下りるまでが大変で、担当の中居さんには何度も役所に足を運んでもらいました。けれども時間をかけたおかげで、情報収集をする時間が充分に取れて、細部まで後悔のない家づくりができました。暮らしやすい動線と、家にいる時間をゆったり楽しめる空間、そしてデザインのこだわりが実現できて大満足です。毎日妻と家を見回しては「いい家じゃねぇ」と言い合っています。以前の賃貸住宅と異なり、周囲への気兼ねもないので、子どもが元気にぐるぐる走り回る様子も笑顔で見守ることができます。
担当者のコメント

市街化調整区域ということで、手続きに時間がかかり、お待たせしてしまいました。また土地の取り方の自由度が高い分、広さ、入り口の向き、インフラの引き込みなどもしっかりと検討を重ねる必要がありました。特にご主人はよく勉強されて、希望のイメージを確立されていたので、より良い形でそれを実現するお手伝いをさせていただきました。周囲の環境と平屋の良さを最大限に活かし、子育て世代の平屋のモデルとしても素敵な完成度の高い家になったと感じています。
