中庭とバルコニーが光と開放感をもたらす3階建て二世帯住宅
ご主人の転勤、お子さまの成長、お母さまとの同居を見据えて、注文住宅の検討をスタート。
家づくりの参考に吉島展示場を訪れた時に「この家に住みたい」と感じたのが、
中庭とスカイバルコニーを暮らしに取り入れた3階建て住宅GRANDE。
土地探しからトータテハウジングに依頼され、プランの検討を先行していたところ、
広さ、立地とも希望に合う土地とご縁があり、こだわり抜いた3階建て2世帯住宅を実現されました。

家の前面に並列ガレージを備えた都市型3階建て住宅。
GRANDEを参考に、高級感のある千陶彩(せんとうさい)のタイルと
2・3階のバルコニー部に横格子を採用したシャープなデザインに。
道路面に外部からの視線が通る開口部や大きな窓を設けていないこともポイントです。
DATA
構造 | 木造枠組壁工法 |
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間取り | 2DK+3LDK+書斎 |
敷地面積 | 172.89㎡ |
延床面積 | 220.49㎡ |

エントランス
シックな石目の床タイルと、木目のブラウン、白いクロスでまとめたエントランス。左手扉はシューズインクローク、正面扉は2階へつながる階段・エレベーターホール。玄関をいつもすっきり保ちたいとのご希望で、右手扉の中にご家族の出入り専用のウォークスルータイプのファミリークローゼットを設けました。

2F・エレベーターホール
お母さまの階段の昇り降りの負担に配慮してホームエレベーターを設置。
階段室の防火扉は、グレージュのシートを貼ってソフトな雰囲気に。
LDK側の扉を開けると、目の前には明るい中庭が広がります。

2F・LDK
2階に光と開放感をもたらす中庭を取り入れたプランもGRANDEがお手本。
間取りの検討を重ねた上で、中庭を中心にLDKをL型に配置しました。
2・3階は奥さまの希望で、シックなモノトーンカラーでコーディネート。
テレビ台背面の壁にはエコカラットを貼りました。

2F・DK
娘さんと一緒にお料理をしたり、お友達を招いたりする奥さまが最も悩んだキッチン。
アイランドなど様々なレイアウトを検討した末、複数人が出入りしやすく、
作業台が広く使えるL字型を選択。メーカーショールームを巡り、トクラスのシステムキッチンを採用しました。

2F・パントリー
キッチンに隣接したパントリーは、既製品のカップボードではなく、
お友達に好きな食器を選んでもらえるディスプレイを兼ねたオープン可動棚に。
左手奥には家事に使えるカウンターデスクを設置。
右手通路からは水廻り空間に抜けられる回遊性のある動線で、家事効率にも配慮。

2F・シャワー室
通常はシャワーしか使わないというご家族のご希望から、
2階にはバスタブのないシャワールームを設置。
システムバスを入れない選択は、コスト・スペース両面の節約につながりました。

3F・バルコニー
当初はGRANDEのようなスカイバルコニーの採用を考えていた施主様。
しかし使い勝手などを考えて、3Fに大型のバルコニーを設置する提案を採用。
バーベキューをしたり、夏はプールを置いたり、
外部の視線を気にせず外の空気を楽しめる空間として活躍しています。

1F・LDK
1階はお母さまが暮らすDKと和室、寝室、洗面・浴室で構成。
2階の中庭の光を取り込むトップライトを設けたダイニングと、
隣接する和室は、段差なくオープンにつながる広々とした空間に。
床は玄関と同じフローリングを採用し、和室と調和させました。

3F・主寝室
3階の主寝室も、落ち着いた色調でコーディネート。
ベッドのヘッドボードサイドにはチャコールグレーのアクセントクロスを採用。
手前壁面は全てクローゼットにして収納力を上げ、室内はすっきりと。

2F・ホール
2階エレベーターホールの、LDKとは反対側の扉を開けると、
洗面・トイレ・洗面・ランドリースペースのある水廻り空間。
廊下の先のバルコニーに洗濯物が干せて、
パントリーを通ってキッチンにつながる効率的な家事動線を実現。

GRANDEの雰囲気が〝どストライク〟で、「この家を設計された方に我が家をつくってもらいたい!」と感じました。そのGRANDEをお手本に取り入れた中庭は、建物が密集する地にあってもほとんど視線が気にならず、理想としていた〝カーテンのいらない家〟を実現できました。特に娘はこの中庭が大好きで、お菓子と飲み物を持ってカフェ気分で過ごす時間を楽しんでいます。またバルコニーも含めて、家にいながら外気と開放感を感じられる空間は、コロナ禍で一層価値を感じられるものになりました。〝朝イチでお客様が来ても慌てない家〟を目指して、すっきり収まる収納の希望にも応えていただき、毎日をとても快適に楽しんでいます。
担当者のコメント
GRANDEを気に入っていただき、土地探しからお手伝いさせていただきました。ちょうど良い土地が見つかった時に、お母さまも同じ土地を見つけておられ、ご縁があったのだと感じました。先行して進めていたプランを、土地の形状に合わせてさらにきめ細かく調整していきました。スカイバルコニーについては、設計の平谷とも検討して最終的に「子どもさんたちが成長したら3階に広い個室は必要なくなるかもしれない」という判断から、3階に広めのバルコニーを設けるプランを提案しました。今回の取材で、バルコニーがとても活躍しているというお話を聞けて、とても嬉しく思いました。
