東広島開業約25年、ののやま矯正歯科がバリアフリーリニューアル
東広島に根付いた矯正歯科医を続け約25年の実績を積まれてきた野々山先生。以前は東広島駅前のビルで、複層フロアを活用して開業されていましたが、患者さまのより利用しやすさを考え、ワンフロアのクリニックを実現できる土地を探しておられました。
ご要望は、第一に駐車場から院内までフラットなバリアフリーを実現すること。次に天井を高くして、明るく開放的な空間にすること。
このご要望を実現したのは、天井高は5.7m、建築面積は約400㎡弱と、トータテハウジングの施工実績の中でも最大級のスケールの建物となりました。
さらに「色を多用したくない」とのご要望に応じて、インテリアは白系で統一し、明るさと落ち着き、そして高級感を演出しています。

DATA
構造 | SE構法 |
---|---|
敷地面積 | 995.96㎡ |
延床面積 | 301.27㎡ |

エントランスロビー
5mの吹き抜け天井と壁一面の窓が開放感と明るさをもたらすエントランスロビー。
受付カウンターはフルオーダーの人造大理石仕上げ。間接照明で優しい雰囲気を生み出している。

フロア
ハザードの下の車寄せポーチから、風除室、ロビーまでゆとりのあるフラットなフロアを実現。腰壁は小さなお子様が汚してしまってもすぐに拭き取れるようにクッションフロア材を、コーナーやクロスとの境目にはブロンズ調の見切り材を使用。機能性とデザイン性を融合させた。

カウンセリングルーム
患者さまの思いを聞き取り、治療方針をわかりやすく説明するためのカウンセリングルーム。明るく落ち着いた個室に。

治療室
オフホワイトで統一し、清潔感を感じさせる治療室。高い天井が苦手な患者さまのために、ロビーの一角や治療室の一部は通常の天井高にする配慮も。キッチンカウンターの左が洗面室、右が玄関ホールに繋がる扉。回遊性のある便利な動線を実現。

スタッフルーム
壁の造り付けキャビネットで、膨大な資料をすっきりと整理収納するスタッフルーム。

書庫
専門の医療機器のほか、ハンドル式収納棚なども設置。

ミーティングルーム
くつろげる家に招かれたような、温かい雰囲気の休憩室。

キッズルーム
お子様が退屈しないように絵本もたくさん。
収納がチェア代わりになっているので省スペースに収納量も充実。

これまでの経験の中で多くの患者さまと向き合い、いろいろな思いや事情を抱えていらっしゃることへ、私なりの理解と配慮を寄せることができるようになりました。だから新しいクリニックは、どんな患者さまにも安心して来院しいただけるものにしたいと考えていました。
担当者のコメント

以前も歯科医院を手掛けた経験があり、医療機器や申請に関してある程度は知識があったのですが、個人医院と医療法人では異なることも知り、勉強になりました。また、これまでのトータテハウジングの実績の中でも最大級の規模だったため、スタッフたちと何度も打ち合わせを重ねました。デザイン性は優先するけれど、既製品の活用などでコストが抑えられるところは抑えたいというご要望に、チームみんなの発想とご提案で応えさせていただきました。
