注文住宅で実現した遊び心あるガレージハウス
H さまが家を建てるための情報収集をしていた理由は、愛車を格納するビルトインガレージのある家は注文住宅でないと難しいと考えていたから。できれば平屋、難しくても 2 階建てで実現できる広さの土地を探していた時に、トータテ都市開発が所有する空き地の情報を入手。立地も希望に合うものだったため、紹介された土井と一緒に、思い描いていたこだわりを形にすることにしました。

DATA
構造 | 枠組壁工法 |
---|---|
間取り | 3LDK+書斎+ランドリールーム+ビルトインガレージ |
敷地面積 | 157.06㎡ |
延床面積 | 131.66㎡ |

外観
外壁はブラックのサイディングで統一し、
道路面には窓を設けずシャープにまとめました。
サイドの水栓もちょっとこだわりのデザインに。
屋根にはソーラーパネルを設置したオール電化住宅。

ビルトインガレージ
大型 SUV を停めてドアを開いてもゆとりがあるように
通常よりもワイドスパンで設けたビルトインガレージ。
内部はコンクリート打ちっぱなしの壁と黒い天井、
前面はセキュリティ性の高いオートシャッターを設置。

玄関ホール
玄関を入った時の印象が狭くならないように
1,820mm のゆったりとした幅を確保した玄関ホール。
斜めラインの上がり框も、土間を広く使うひと工夫。
オープンシューズクロークでベビーカーも入れやすい。

LDK
広さ 20 帖は確保したいと希望した LDK は、
ダイニングテーブルを回れるゆとりを持たせた
L 字型にレイアウトしました。
リビング壁の飾り棚には、ちょっと驚く仕掛けも…。

隠し扉
遊び心が光る“隠し扉”をリビングに造作。
雑誌や小物のディスプレイを楽しむマガジンラックは、
右側の棚を押すと奥に開き、中には秘密の隠し部屋が!
毎日の暮らしに、わくわくする仕掛けを潜ませました。

書斎
隠し扉の奥に設けた、ご主人の在宅ワーク用の書斎。
壁には収納棚と L 字型のカウンターデスク、
ガレージにつながるガラスのドアも設置しました。
静かに集中できるホビールームを兼ねた部屋に。

キッチン
タカラスタンダードの黒いキッチンを選択して、
よりメンテナンス性の高いホーロー製の
レンジフードにグレードアップ。
奥の扉からランドリールームにつながる動線も◎。

ランドリールーム
洗面台や家事カウンターを一つにまとめた広い空間に
ロングサイズの室内干し用のハンガーバーを設置。
奥の扉はキッチン、右の扉は玄関ホールにつながり、
回遊性のある家事効率の良い動線を実現しました。

階段下
玄関ホールに設けた階段の隣にトイレを配置。
階段下はフラットな壁にせず、階段なりの形状を残して
グレーのクロスを貼り、照明はマリンランプに。
船内のような籠もり感があり、ご夫婦のお気に入り。

主寝室
主寝室には壁の 2 面にクローゼットを設置。
ご主人は扉付き、奥さまはオープンタイプと
それぞれのリクエストに応じたスタイルで。
扉はスライドして大きく開口できる折れ戸を採用。

ガレージハウスを建てたいと考えていて、土地を探しながら住宅展示場やインターネットで家の情報収集をしていました。今の土地を見つけて土井さんが担当してくれることになった時に、それまであたためていた要望を全部伝えました。土井さんはそれらをしっかりと受け止めて、設計士さんたちと相談して「これは難しいですが、こうだったらできます」と、細部まで考えてプランに落とし込んでくれました。隠し扉は、最初は予算的に難しいと諦めていたものの、「言うだけでも言っておかないと後悔するかも」と少し後になってから追加相談。土井さんはそれも「やってみましょう」と、描いていたイメージが形になるように快く動いてくれました。かなり細かいことまであれこれお願いしたのですが、丁寧に対応していただいて、納得のいく家にすることができました。
担当者のコメント

ご主人が建築の知識をお持ちでしたので、専門的な部分までしっかりとご確認され、ご指摘くださることも今後に活かしていきたいと思うことが多く勉強になりました。ご希望のビルトインガレージのサイズが通常より大きかったため、その空間を確保しつつ LDK も広く取れるようにレイアウトを検討。トータテハウジングのモデルハウスや見学会にもご案内し、「◯帖でこれくらの広さ」「こういう空間の取り方でこういう見え方」ということを、実際に体感していただきながら決めていきました。家が完成して、ビルトインガレージにお車が入っているのを見た時に「ご希望の家ができて良かった」と実感しました。
