「洗濯の動線」を改善し、毎日の家事を楽にしよう
洗濯物を運ぶのは大変ですよね。
日本の家庭の場合、1階で洗濯をして、水を含んで重くなった洗濯物を2階に運びベランダに干す、というパターンが多いのではないでしょうか?
ほとんど毎日やらなければならないことではありますが、重い洗濯物を2階まで運ぶのは骨の折れる作業です。
体調が優れない時や足腰に痛みを感じる時には、かなり辛いものです。
若いときは問題なくこなせますが、この先20年、30年もこんな重いものを運べるのか不安に感じる時もありませんか?
住宅の建築時にはぜひ「家事動線」を見直してみましょう。そうすることで、入居後の生活が楽になり、このような問題に悩まされなくなります。
新築では「洗濯の動線」を検討すべき
洗濯動線の確保の失敗例
ここでは失敗例を見ていきます。2階に洗濯機を置き、2階のベランダに洗濯物を運ぶとしましょう。重い洗濯物を持って階段を上がらなくて済むので、さらにその距離が近ければ洗濯の動線はうまく確保できているように思えます。
ただ、洗濯物が出るのは一般的には浴室です。浴室が1階にある限り、乾いた衣類なのでそれほど重くはないとしても、2階に洗濯物を運ぶという作業は避けられません。
さらに、天気の悪い日や下着等を室内で干す場合、1階の浴室にある乾燥機能に頼る方も多いと思います。そうなると、1階の浴室で出た洗濯物を、2階で洗濯し、それをまた1階まで運ぶことになります。
こうなってしまうと、動線自体は改善されたとはいえず、失敗となってしまうのです。
洗濯動線の工夫で、より快適な日々を
水を含んだ洗濯物は重くなっており、運ぶのは大変です。いかに洗濯動線を短くするかがその重労働を楽にするポイントになります。
その実現のためには、洗濯物が出る脱衣所、洗濯機、洗濯物を干すベランダやサンルーム、衣類をしまうクローゼット、という洗濯に関するすべての動線がコンパクトであることが必要不可欠です。
上記の失敗例では「お風呂場を2階」に設置することで、その動線を非常にコンパクトにまとめることができます。
洗濯物を運ぶために階段を上り下りすることもなく、洗濯の負担を減らせます。
それとは逆に、1階にサンルームを設置することも有効です。全てを1階で完結させるという考え方です。
それぞれの家によって間取りは違うため、これが正解というものは存在しません。階段を避けたできるだけ短い洗濯動線をつくることが重要です。
家事を楽にする家を手に入れませんか?
家事は洗濯だけでなく、掃除、料理、ゴミ出し等、やることだらけです。
毎日必ずやることなので、その負担を少しでも軽減してくれる家に住みたいものです。
近年では共働きの世帯が増えていることもあり、家事の負担の軽減はとても重要な課題です。
一例ですが、ガレージとキッチンを勝手口で行き来できるようにすれば、買い物してきたものをキッチンに運び入れやすくなります。生ごみを捨てる際にも部屋を通ることがないので、より衛生的です。
この例のように「家事を楽にする家」を実現することで、新居での生活はより豊かで快適なものになります。
家づくりで気になることがあれば、ぜひトータテハウジングにお気軽にご相談ください。