まだ子どもが小さいときには、アトピーや喘息の対策は徹底したいものです。これらの疾患には諸々の要因が考えられますが、環境の影響が主な発症原因として挙げられます。家では長い時間を過ごすため、その環境を整えておくことが大切です。そこで、この記事ではアトピーや喘息を予防してくれる家づくりを紹介していきます。

通気性を考慮した間取りに

アトピーや喘息といったアレルギー性疾患の原因は、ダニであることが多いです。近年、気密性の高い住宅が増えてきており、部屋に湿度が高くなってしまう場所ができるケースがよく見られます。それが、ダニが好む高温多湿の環境につながるのです。よって、通気性を良くする間取りを考えることで、それを防止することができます。窓を対角線上に2か所作り、空気の循環を良くしましょう。

家のある地域や季節によって風向きや吹き方は異なるものですが、北側と南側に2か所窓を設置することが基本です。心地の良い風が吹き抜けていき、風通し抜群の家を実現できます。1か所しか窓を設けることができない場合、換気扇をうまく利用しましょう。

壁材で湿度を適切に保とう

高湿度の環境では、カビやダニの繁殖条件が整ってしまいます。そのため、適切な壁材を選び、湿度を適切に保つ工夫が効果的になってきます。例えば、天然スイス漆喰、シラス壁、珪藻土といった壁材がおすすめです。それらは人間と同様に呼吸をし、湿気の高低に応じて、吸収・放出してくれるため、室内の湿度の管理にはぴったりです。

床には無垢のフローリング材を！

床には自然素材がおすすめです。無垢のフローリング材などには、天然スイス漆喰やシラス壁と同じく調質効果が期待でき、カビやダニが繁殖するのを予防してくれます。それに加え、木の芳香や温もりによるリラックス効果もあり、ストレス軽減としても機能してくれるため、健康面でもメリットがあります。

家の環境から日々の健康を！

今回は、アトピーや喘息を予防してくれる家づくりを紹介いたしました。痒さや息苦しさに毎日苛まれるのは、誰しもが辛いと感じます。家づくりでその環境を見直し、少しでも改善・予防ができるように工夫しましょう。健康で快適な家づくりなら、ぜひトータテハウジングへご相談ください。