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ストレスなく使える、コンセント配置って?

2024年5月7日

 

さまざまな便利家電が浸透している今、コンセントの数や配置はとても重要です。
しかも、配線は壁の中や床下を通るため、工事途中からの変更は意外と大掛かりになることも少なくありません。
「ここにコンセントが欲しかった!」「タコ足配線でコードが気になる!」と後悔しないためにも、設計段階からしっかりと計画しておきたいですね。
そこで今回は、コンセント配置で気を付けたいポイントをご紹介します。

 

目次

1.暮らしの中での家電利用をイメージして
2.場所別 コンセント計画のポイント
(1)キッチン
(2)ダイニング
(3)リビング
(4)洗面・脱衣室
(5)収納
(6)外回り
3.空間に合わせたデザインや機能性
(1)増えてきた!おしゃれなコンセント・スイッチ
(2)機能充実の複合コンセント
4.将来のライフスタイルの変化も考えて

 

暮らしの中での家電利用をイメージして

コンセントの数は、2畳当たり1か所(2口)が基本と言われています。
ただ、使用する家電の種類や数は家族によってまちまち。
今持っている家電、新居に引っ越ししたら使いたいと思っている家電を思い描きながら、いつどこで、どれくらいの頻度で使用するか、書き出してみましょう。
「夜や休みの日はソファでスマホを見ていることが多い」「食後にダイニングでパソコンを広げて仕事をすることがよくある」など、普段の生活と照らし合わせて考えることで、後悔は減らせるはずです。

 

場所別 コンセント計画のポイント

(1)キッチン

オーブンレンジや炊飯器など、最も多くの家電が活躍するキッチンでは、背面収納周辺や冷蔵庫用のコンセントは必須。
将来の家電増加も考えて、多めに配置しておきましょう。
また、フードプロセッサーなどの一時利用家電のために、キッチンカウンターの間にもコンセントを配置しておくと、レシピチェックや音楽再生のためのデバイスを充電できるので便利です。

 

(2)ダイニング

ダイニングテーブルの上でホットプレートやIHコンロを使用するなら、テーブルと同じ高さにコンセントを。足元にもコンセントを設けておくと、食後にダイニングでパソコンを広げるようなときに重宝します。

 

(3)リビング

注意したいのは、レコーダーやゲーム機など、たくさんの家電が集中するテレビ周り。大きなアダプター付きの電源だと、2口コンセントが一つしか使えないケースもあるので、コンセントを多めにするか、電源タップの活用も検討を。
最近はテレビを壁掛けにすることも多いので、コード類が悪目立ちすることがないよう、コンセントの高さにも注意しましょう。ソファの足元にもポップアップ式のコンセントを仕込んでおけば、スマホを見ながら充電したいときにも便利ですよ。

 

(4)洗面・脱衣室

見た目スッキリのシステム洗面台の場合、使用できる消費電力量に制限があります。強力なドライヤーなどを利用するためにも、水がハネない高さにコンセントを検討しましょう。
最近増えているランドリールームでは、洗濯機や乾燥機用のコンセントのほか、アイロンや、除湿器・サーキュレーター用の電源があると便利です。

 

(5)収納

近年の家電は充電式のものも増えています。人気のお掃除ロボットやスティックタイプの掃除機は、収納内に充電用のスペースを設け、コンセントを用意しておくとよいでしょう。
ゴチャつきがちなWifiルーターなどの通信機器も、収納内に配線しておけばすっきり片付きます。玄関収納の中にも、電動自転車の電池充電や靴用乾燥機のために、電源は準備しておきたいですね。

 

(6)外回り

デッキやバルコニーでBBQを楽しみたいなら、屋外用のコンセントがあると便利です。
車のメンテナンスや、高圧洗浄機などの利用にも電源があると重宝しますが、電気自動車を充電する場合は200Vの専用コンセントを設置する必要があるので注意が必要です。

 

空間に合わせたデザインや機能性

(1)増えてきた!おしゃれなコンセント・スイッチ

「せっかくデザインにこだわった空間を実現させたのに、コンセントだけ浮いてる・・・」。そんな事態に陥らないために、コンセントのデザインにもこだわりたいものです。
最近では、オーソドックスな白い2口コンセントだけでなく、木目や黒、メタリックなど、インテリアに合わせやすいデザインのものも多く登場しています。

 

(2)機能充実の複合コンセント

テレビ周りならアンテナにつながるテレビ端子、デスクトップパソコンなど高速通信を利用したいなら有線LAN端子など、コンセントと併せて使いやすい端子を組み合わせた、複合コンセントも多く登場しています。
アダプターなしでスマホなどの充電ができるUSB端子付きのものなど、省スペースで見た目がすっきりするのもいいですね。

 

将来のライフスタイルの変化も考えて

家族のライフステージが変われば、暮らし方も変化するもの。また、気分を変えるために模様替えをすることもあるでしょう。そんな時、「コンセントが壁に隠れて使えるものがない」なんていうことにならないためにも、コンセントは少し多めに用意したいものです。
長い目で見ても、使いやすい住まいになるよう、コンセント配置はじっくり考えて決めたいですね。

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