オール電化・太陽光発電付き店舗併用住宅
定年を控え、今後の過ごし方を検討していたUさまご夫妻。何か自宅でできることを始めようかと話していて、奥さまが好きなお好み焼き店を開く案が浮上。かねてより考えていた自宅の建て替えを店舗併用住宅で進めることにしました。
アスタ展示場を巡っていた時に意気投合したという営業担当の金本と具体的なプランを進め、1階を店舗、2階をご夫婦の住居に変えて、
住まいも暮らしも新たにセカンドライフを歩み始めました。

DATA
構造 | 枠組壁工法 |
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間取り | 店舗+住宅 |
敷地面積 | 143.23㎡ |
延床面積 | 41.67㎡(店舗部分のみ) |

外観
前面はお客様が駐車しやすいようにフラットに仕上げ、
外壁はご主人の希望でシックなブルーのサイディングを採用。
日差しの侵入防止で深く取った軒下は、外でお待ちいただくお客様の
雨除け、日除けとしても役立つスペースになりました。

鉄板・厨房
奥行きの深い店内のセンターに鉄板とカウンター席をレイアウト。
住宅・店舗とも太陽光発電を活用するオール電化仕様に決まり、
取扱業者と確認を重ねながらIHの鉄板を設置しました。
光熱コストと室温の上昇を抑えられることがポイントです。

テーブル席
入り口脇にはテーブル席のスペースを確保。
店内は油煙汚れにも配慮して落ち着いたグレーの壁にして、
テーブル席だけは暖かなオレンジ色のアクセントクロスで
空間に変化を付けました。

トイレ
トイレの壁には、ご主人が選んだ印象的なクロスを採用。
国立科学博物館の植物標本が並ぶデザインで、
お客様に驚きと楽しさを与えるインパクトがありながら、
シックなカラーで上品にコーディネートしています。

換気口
鉄板の上に業務用の大型換気扇を取り付け、
ダクトは近隣に配慮して隣家の窓がない位置に配管。
下はメンテナンスが容易なコンクリートを敷いて、
清掃・点検用の開口部を設けました。

築25年以上経った2階建ての分譲住宅は以前から建て替えを検討しており、子どもと同居するための3階建て2世帯住居にすることも考えましたが、夫婦と愛犬の店舗付き住宅にすることになりました。「退職後も何か自宅でできる仕事をしたいね」と夫婦で話していて、カフェを開く、アパートを建てて賃貸経営するなどの案もあったものの、最終的に決めたのは大好きなお好み焼き屋さん。開店のための講習、各種申請と手続き、設備選び、家の建て替えを同時進行で進めてましたが、担当の金本さんが店舗併用住宅の経験もあり心強かったです。
住居部分は間取りを整理して収納を充実させ、天気を気にせず洗濯物が干せるインナーバルコニーを設けました。店舗は限られたスペースに必要な機材を入れつつ、お客様が入りやすくゆっくりできるレイアウトを一緒に考えてもらいました。おかげさまで、近所の方に喜んでいただける店になり、第2の人生のスタートを楽しんでいきたいと思います。
担当者のコメント

店舗併用住宅の経験はありましたが、お好み焼き店は初めてでした。保健所が定めた基準をクリアすることに加えて、IH鉄板用の電力の確保、鉄板やダクトの設置、近隣への煙や匂いの配慮など、新しく経験する課題も多くありました。けれども夢に向かう奥さまとそれを支えるご主人の思いを、できるだけ良い形で実現したいとの思いで、住宅スペースも店舗も要望を取り入れながらバランス良く形にしました。
建物には制震装置MIRAIEを4箇所に入れて耐震性を向上させると共に、断熱性にも配慮。住まいとしてもご夫婦の新しい暮らしを快適に楽しんでいただけると思います。
奥さまが焼くキャベツたっぷりのお好み焼きは美味しくて、私もすっかりファンになりました。
ぜひ食べに行ってみてください。
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お好み焼き ぼたん
広島市安芸区船越3-11-9
082-834-1887
